【職員内部研修】第3回SST研修会を開催しました。~実践・個別相談編~
10月9日(金)みやぎ心のケアセンター 気仙沼地域センター 片柳光昭様(SST普及協会認定講師)をお招きし,3回目のSST研修会を行いました。
(片柳先生のブログはこちら・・・https://profile.ameba.jp/ameba/koushou-k/)
今回は「SSTを効果的に実施するためのアセスメントについて」をテーマに,利用者理解に重点を置いた研修会となりました。
【講義】
はじめに,前回の研修内容をおさらいしながら,アセスメントについての講義です。
アセスメントをしていくうえでは ①「行く先」(どうなりたいか,どこにいきたいか)②「現在地」(今の状態)を知ることがポイントであると教えていただきました。
技法や手段に囚われすぎてしまうことは,SSTの落とし穴とも言えるようです。
【演習】
利用者の「現在地」を知るための視点として ①「生物学的視点(脳と体の状態)」②「心理的視点(心のありよう)」③「社会的視点(繋がり)」を捉える演習をしました。
【スーパービジョン】
最後に,日頃の支援についてスタッフが事例を出し,片柳先生からスーパーバイズをいただきました。
普段から職員同士の「雑談」が大事であるとのアドバイスに,一同”ホッ”とした次第・・・。
また,「情報はガラス張りで共有」すること。失敗に対しては反省も大切だけれど自分自身を責め過ぎないこと,次のアクションに重きをおくことなど,支援の糸口を沢山学ばせていただきました。
♥参加した職員の感想です。
職員A「目から鱗が落ちるような気持ちでした。研修を重ねることで理解が深まります。」
職員B「”あの時できなかったこと”がある職員ほど身に染みます。」
職員C「先生の話を踏まえ,職員同士で改めて話をしていきたい。」
職員D「”肯定すること”に感動しました。まさにプロフェッショナル。」などなど
次の受講グループは11月。片柳先生,今後とも宜しくお願いいたします。