「防災教育」~マップ作り・まち歩き~
七ヶ浜町社協では、町内3つの小学校で防災マップづくりによる防災教育を行っています。
【目的】
東日本大震災から10年以上が経過し、震災を経験していない子どもたちに対して、自らの命は自ら守る「自助」の観点から、主体的に行動できる力を養うため、防災を自分事として捉えることを目的としています。
【連携団体】
小学校・社会福祉協議会・区長・民生委員・見守り隊*
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【内容】
全12コマの授業の中で地震・津波による災害を学びながら、地域の大人と一緒にまちあるきを行いながら、震災当時の話や通学路の危険箇所について確認をして、防災マップづくりを行います。
事前学習:地震・津波による災害の特徴や避難の仕方、自分の身を守るために大切なことを学んでいます。
避難行動の学習/まち歩き計画づくり:iPadを活用し自分の家のまわりや通学路の津波浸水想定や、近くにある避難場所や標高について確認し、津波の危険な場所から安全な場所への避難ルートをグループで考えます。
まち歩き:グループで作成したマップを基に、危険場所や安全な場所についてまち歩きを行い、実際に自分たちの目で見て確認をしながら写真に残す作業を行います。区長や民生委員、見守り隊の方々に協力をもらい、子どもたちと一緒にまち歩きをしながら、震災当時の話や地域にある地区避難所、公民館で災害時の際に備蓄しているものや防災倉庫等の説明をしています。
防災マップ作り/発表会:これまでの授業で学習した地震・津波について、まち歩き等で調べた危険な場所や安全な場所について場所の名前や標高、子どもたちの気づきを記載した写真カードを作成し、実際にまち歩きをしたルートに沿って防災マップを作成します。
【担当者の想い】
小学校から依頼を受け行っている防災学習ですが、小学校と社協だけではなく、まち歩きに地域住民の方にも協力いただくことで、子どもたちと地域の方々との顔つなぎの機会にもつながっています。東日本大震災を経験していない子どもたちが増えていく中で、災害時自分の命を守ることや地域(通学路)の避難経路を知ることで、学校や子どもたちだけではなく、その家族や地域全体としても震災の風化や防災意識の向上にもつなげていきたいです。
【参考】
七ヶ浜町社会福祉福祉協議会
ホームページ:七ヶ浜町社会福祉協議会 –