9月2日・3日(火・水)の2日間に渡り、TKP仙台青葉通カンファレンスセンターで「令和7年度コミュニソーシャルワーク実践研修」を実施しました。県内の市町村社協や地域包括支援センター、社会福祉法人等から34人の方が受講しました。
本研修はコミュニティソーシャルワークの基礎的な知識や技法を習得するとともに、地域における包括的な支援体制の構築に向けて、実践力を養うことを目的に実施したものです。
【内 容】
1日目は「今日求められるコミュニティソーシャルワークとは何か~その機能と役割とは~」と題し、法政大学の宮城孝教授から、地域福祉をめぐる課題の広がりやコミュニティソーシャルワークの必要性、ニーズの把握方法等について、講義いただきました。午後からは、県内におけるソーシャルワーク実践として、美里町社会福祉協議会の田村紗希氏と、根白石地域包括支援センターの平塚真史氏に実践報告いただきました。また、実践報告に対して東北福祉大学の大石准教授から講評があり、理論的な部分やプロセスの整理、取組の意味付けなどをしていただきました。実践報告から具体的な取組への展開などについて学んだ上で、グループワークを行いました。
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写真1 講義の様子 写真2 研修全体の様子
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写真3 実践報告の様子① 写真4 実践報告の様子②
2日目は、グループワークを中心に行い、事例を基にグループでコミュニティソーシャルワークの視点を持ってプランニングを行い、最後は模造紙にプランをまとめ、発表を行いました。参加者から活発な意見が交わされ、大いに盛り上がりました。
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写真5 演習の様子 写真6 発表の様子
【受講者からの感想】
・「宮城先生の講義は初めて聞く方にも分かりやすい内容で、事例を元に実際にグループワークを行うことも今後の役に立つと感じました。社協の役割も大きいなと感じ身が引き締まりました。」
・「今後、自分の考えをしっかり伝え、聞く耳を持ち、問題の解決に向け、その人らしく尊厳を持った生活を送れるように考えてあげたいと思いました。」
・「美里町の小、中、高の頃から福祉に興味を持っていただく、 理解することはとても良いことだと思います。核家族が増え、子供を愛する、高齢者を敬うことが希薄になって来ています。交流出来る場が有ることはステキだと思います。」
・「ゴミ捨ての課題など、自分たちの自治体でも問題になっているところの対処法について知ることができました。また、地域の特性を理解して、地域アセスメントがとても良くできていた事例だと感じました。」
などの感想をいただいています。
【あとがき】
11月28日・29日に、コミュニティソーシャルワークステップアップ研修を予定しております。対象者は、過去にコミュニケーションソーシャルワークの研修を受講された方、地域福祉に携わる職場で5年以上勤務した方が対象となりますので、該当する方で興味のある方は是非お申込みください。
→開催要項(令和7年度CSWステップアップ研修)[292 KB]の詳細はこちらをクリック!!