令和7年9月26日(金)に「第1回福祉教育学習会」を開催しました。
当日は、では、学校や地域を含めた関係機関との連携で生まれる「地域ぐるみの福祉教育」や、全国で展開されている取組を知り、今後どのように協働体制を構築しながら福祉教育を推進していくかについて理解を深める内容となりました。
前半は、「地域ぐるみの福祉教育」について日本福祉大学教授の野尻 紀恵 氏に御講義いただき、福祉教育の実践にあたっては、様々な人や団体と協働しながら取り組むことが大切であることについて学びました。
後半は、事例報告として、南三陸町社会福祉協議会事務局長の髙橋 吏佳 氏と美里町社会福祉協議会主事の田村 紗希 氏に、それぞれの社会福祉協議会で取り組んでいる福祉教育について御報告いただきました。
髙橋氏からは、住民にとって「自分事の地域づくり」にするための取組のほか、住民とともに生み出した地域食堂や運動会について御報告いただきました。また、田村氏からは「出会いと対話から共に生きる力を育む」をモットーにした実践事例や、福祉教育に対する想いについてお話いただきました。
その後は、日本福祉大学学長の原田 正樹 氏と野尻氏を交えてトークセッションが行われました。トークセッションでは、原田氏と野尻氏から、住民の声を「聴く」こと、そして「話してもらう」ことを通じて対話を重ねることが、地域づくりにおいて重要であるというお話がありました。

今後も本会として、福祉教育に携わる人材育成に努めていきたいと考えていますので、今後の学習会へもぜひ御参加ください。



