第29回入賞者・作品一覧

日本画の部

審査員 新藤 圭一 氏 (宮城県芸術協会日本画運営委員)

賞名 題名/出品者名/市町村名 審査員寸評
最優秀賞 華やぎの季[91 KB]/大槻 勝美/仙台市 コロナ禍での空気を一変してくれる華やぎのある作品です。背景に箔を使い,色が良く技術的にも高い作品です。
優秀賞 雄偉[65 KB]/梅本 文子/仙台市 構図の取り方に独創性が感じられる。杉の大木にその歴史と命が読み取れます。描写力があり,色使いもすばらしい。
奨励賞 風にも負けず[80 KB]/佐々木 幸一/名取市
清穆[83 KB]/高橋 哲子/仙台市

洋画の部

審査員 吉田 利弘 氏 (宮城県芸術協会執行理事)

最優秀賞 今日の給食なあに?[68 KB]/斉藤 文子/栗原市 楽しみな給食。作られる調理室の光景を見学するあどけない子どもたちの後ろ姿。それらが生地を思わせるコラージュ的造形と相まって効果的に表現されている。
優秀賞 南三陸海岸・岩井崎[80 KB]/内海 孝一/東松島市 空、海、そして岩の色調が互いに呼応し、凛とした空気が表現されている。見る者に爽やかな印象を与えてくれる作品である。
奨励賞 晩秋[56 KB]/三浦 啓子/利府町
真夏のガラス工房[101 KB]/伊藤 雅雄/仙台市
浅き夢[69 KB]/佐々木 仲子/石巻市
パンドラ[104 KB]/小松 善光/仙台市

書の部

審査員 佐藤 象雲 氏 (河北書道運営委員審査員)

最優秀賞 恨みわび干さぬ袖だに[29 KB]/鈴木 朝夫/多賀城市 勁健な筆致で書き上げた巻子かな作品。ゆったりとした書き出しから始まり、後半の緊張感のある展開は余白の美しさと相俟って美事。
優秀賞 薩都刺詩[70 KB]/泉 承山/仙台市 五言律詩四十字を堅実な用筆と安定した結体で纏めた隷書作品。各行の文字が響き合い、布置章法も巧み。筆端まで神経が行き届き、生気に富む。
奨励賞 卞同詩[46 KB]/大友 瑶苑/岩沼市
[63 KB]/小岩 信子/利府町
杜甫詩[59 KB]/舩山 常松/仙台市

写真の部

審査員 長南 康一 氏 (河北新報社写真映像部次長)

最優秀賞 コロナ禍のもどかしさ[74 KB]/高山 侃士/仙台市 破れそうで朽ち落ちないから、中の熟した実は永遠ではない。私たちの今と重なる。背景の光が効果的に被写体を引き立てる。
優秀賞 どろんこ奉仕[72 KB]/栗林 直昭/仙台市 混沌とした今に、古き良き時代を思い起こさせる。上方を抑えたトリミングもよく、どろんこ足が引き立っている。
奨励賞 炎の睨めっこ[40 KB]/中野 好太郎/仙台市
波の詩[53 KB]/舟山 啓一/柴田町
笑顔咲く[71 KB]/八巻 信行/大河原町

工芸の部

審査員 樋田 隆 氏 (宮城県芸術協会工芸部部長)

最優秀賞 Sky Crystal Bicycle cosmic[56 KB]/柴田 清彦/仙台市 作者の自転車への愛情が見る者を想像の世界へ誘います。細部まで緻密に作り込んでゆく確かな技術と独創的なデザインで完成度の高い作品に仕上がりました。
優秀賞 薫風に揺れる頃[74 KB]/佐藤 弘子/美里町 銅板の柔らかさを生かして、初夏の優しい風を生き生きと表現しています。生命の揺らぎを感じさせる丁寧な仕事に好感を持ちました。
奨励賞 切り絵・磐司岩:秋保[72 KB]/小池 定夫/仙台市
楽器のケース[41 KB]/宮仕 俊彦/仙台市
持手浅鉢[53 KB]/粕谷 幸夫/登米市