【地域福祉推進係】「コミュニティソーシャルワーク実践研修」を実施しました

令和4年1月18日(火)・19日(水),コミュニティソーシャルワークの基礎的な知識や技法を習得するとともに,地域における包括的な支援体制の構築に向けて,実践力を養うために「コミュニティソーシャルワーク実践研修」を開催しました。

 

①  講義

テーマ:「今日求められるコミュニティソーシャルワークとは何か

~コミュニティソーシャルワークの役割と機能について~」

講 師:法政大学 現代福祉学部 福祉コミュニティ学科 教授 宮城 孝 氏

(日本地域福祉研究所 副理事長)

コミュニティソーシャルワークの展開について先進的な取組事例をご紹介いただきながら,コミュニティソーシャルワークの基礎について,実践方法や考え方などをお話しいただきました。

 

▲講義をする宮城先生

 

②  実践報告

(報告者)

・岩沼市社会福祉協議会地域包括支援センター

 主幹・生活支援コーディネーター 小菅 寿美 氏

・NPO法人アスイク

 相談支援ユニットリーダー  吉田 彩乃 氏

・東松島市社会福祉協議会

 相談支援包括化推進員 木村 佳美 氏

 県内のコミュニティソーシャルワーク実践について3名の方から事例報告をいただきました。

それぞれの機関,分野の立場からの現場の声は,大変参考になりました。研修のアンケートからは,「実践報告を伺って,今後の仕事が楽しみになりました!」という嬉しいお声をいただきました。

 

③  演習

事例を用いてグループワークを行いました。コミュニティソーシャルワークの視点による,個別アセスメント・地域アセスメント・プランニングについて,ワークシートを用いて実施しました。

▲演習後,3グループからプランニングの内容を発表いただきました。

【最後に】

今回は,新型コロナウイルス感染防止対策として,完全オンライン参加型で実施し,50名を超える受講者に御参加いただきました。

また,今年度から参加者の対象を広げ,行政・社協・地域包括支援センター・社会福祉法人(社協・包括以外)・生活困窮者自立支援制度関連事業所等,さまざまな分野の方から御参加いただき,グループワークでは,立場によって捉え方・視点が違い,学びや気づきの多い時間になったとのお声をいただきました。

2日間たっぷりな内容の研修でしたが,終了後は,皆さん達成感を感じた顔をされていました。今回の研修の学びを,今後の実践に生かしていただけることを期待しています。

お問い合わせ

宮城県社会福祉協議会

震災復興・地域福祉部 地域福祉課 地域福祉推進係

TEL 022-266-3950