【地域福祉推進係】令和4年度宮城県中堅民生委員・児童委員研修会を開催しました

 令和4年8月4日(木),中堅民生委員児童委員,主任児童委員を対象に「令和4年度宮城県中堅民生委員・児童委員研修会」を会場・オンライン併用で開催しました。当日は,オンライン参加も含め,総勢202人の皆さんに御参加いただきました。

 講義1では,仙台法務局の菊地氏から,身の回りの人権についてお話しいただきました。女性の人権,子どもの人権,高齢者の人権,新型コロナウイルスの影響で生まれた人権課題,インターネット上での人権課題等について学び,日常生活の中で人権を意識することの大切さを再確認しました。

仙台法務局人権擁護部人権第一課長 菊池氏

 続けて,仙台法務局の伹野氏から,自筆証書遺言書保管制度についてお話しいただきました。自筆証書遺言書の仕組みや申請方法について学び,普段馴染みのない遺言書ですが,身近なものに感じられました。

仙台法務局民事行政部供託課遺言書保管官 伹野氏

 講義2では,全国コミュニティライフサポートセンター理事長の池田氏から,「地域共生社会」について,身近な事例を踏まえながらわかりやすくお話しいただきました。講義の中で池田氏は,人と人とのつながり・困った時に「助けて」と声をあげることができる,そのような地域社会が求められていることを強調しました。普段のなにげない挨拶や声掛けが,地域共生社会に結び付いてることに気づくことができました。

全国コミュニティライフサポートセンター理事長 池田氏

 参加者からのアンケートでは,「声がけしながらささやかでも穏やかに過ごせる居場所作りに努力していけたらと思う」「つながりの大切さを学んだ」「お互いさま,ありがとう とてもいい言葉なので,いっぱい使える日々を送ろうと思った」等の意見が寄せられました。

 新型コロナウイルス感染症がまだまだ高止まりの状況ですが,このような状況下でも本研修会が民生委員・児童委員の皆さんの活動の一助となれば幸いです。