【地域福祉推進係】令和4年度コミュニティソーシャルワーク実践研修を実施しました。

 令和4年8月31日,9月1日の2日間,令和4年度コミュニティソーシャルワーク実践研修を実施しました。県内の市町村社協や地域包括支援センター,社会福祉法人等から30人の方が受講しました。

 本研修は,コミュニティソーシャルワークの基礎的な知識や技法を習得するとともに,地域における包括的な支援体制の構築に向けて,実践力を養うことを目的に実施しました。

 1日目は,「今日求められるコミュニティソーシャルワークとは何か~コミュニティソーシャルワークの役割と機能から~」と題し,法政大学現代福祉学部 教授 宮城孝氏から,コミュニティソーシャルワークの意義や,実践においてのポイント,多機関多職種との連携事例や,コロナ禍において新たに表出してきた課題,実践等を講義していただきました。続いて,白石市地域包括支援センター 社会福祉士 奥山みのり氏と,太陽の丘相談支援事業所 相談支援専門員 木村裕之氏から,実際の相談事例をとおして展開されたソーシャルワーク実践について発表いただきました。

 2日目は,1日目に引き続き,法政大学現代福祉学部 教授 宮城孝氏から講義していただきました。講義では,コミュニティソーシャルワークの意義や,実践においてのポイント,多機関多職種との連携事例や,コロナ禍において新たに表出した課題について学びました。その後,グループワークを行い,様々な場面を想定した事例を用いて以下の3点について話し合いました。

①CSWの視点による個別アセスメント(家族全体のアセスメント)

②CSWの視点による地域アセスメント(地域特性・社会資源の把握,ソーシャルサ       ポートネットワークの構築)

③CSWの視点によるプランニング

グループワークの様子

 2日間の研修を通して,コミュニティソーシャルワークの基本的な手法を学び,地域のネットワークづくりの大切さを学びました。今回受講された皆さんの今後の活躍を期待しています!